As yet no name (2019)

 

As yet no name
2019
Case, inkjet print and laser print on paper
222mm(W)×38mm(D)×311mm(H)
Supported by Goshi Uhira (Design), Yasutomo Ota (Bookbinding)
Photo: Hironori Higuchi

 

フランスの作家アンドレ・マルローは、1947年に著したエッセイ『空想美術館』で、美術品の複製写真を組み合わせて、誰もが実際にはない美術館を空想の中で作り上げることができると表明した。このマルローの提唱したビジョンを受けて、2019年に製作した「マルチプル」としての作品集が《As yet no name》である。様々なアートワークの画像が印刷された100枚のプリントシートが函の中に収められており、購入者は自由にそれらを並べ替えて、想像上の展覧会を組み立てることができる。